Int関数、Fix関数 …数値の小数部分を切り捨てる

[Access 2016/2013/2010/2007]

AccessのInt関数とFix関数の使い方を紹介します。

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書式

Int(数値) / Fix(数値)

Int関数は、数値以下の最大の整数を返します。
Fix関数は、数値の小数部分を取り除いた数値を返します。

数値が0以上の場合、Int関数とFix関数の戻り値は同じですが、負数の場合は異なります。Int関数では常に数値が小さくなるほうに向かって端数が処理されるのに対して、Fix関数では「0」に向かって端数が処理されます。対象の数値が正数だけなら、どちらの関数を使ってもかまいません。対象に負数が含まれる場合、端数を切り捨てて数値の値自体を小さくしたいときにInt関数、数値の絶対値を小さくしたいときにFix関数、と使い分けてください。

引数

引数 指定 説明
数値 number 必須 数値を指定

常に数値が小さくなるほうに向かって端数が処理される。

「0」に向かって端数処理される。

使用例

使用例 戻り値 説明
Int(2.8)
Fix(2.8)
2
2
数値が正の場合、戻り値は同じ
Int(-2.8)
Fix(-2.8)
-3
-2
数値が負の場合、戻り値は異なる
Int(Null)
Fix(Null)
Null
Null
数値がNull値の場合、戻り値はNull値

実践例

以下のページを参照してください。

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