[Excel 2016/2013/2010]
Excelで日付を思い通りに操作するには、「シリアル値」の理解が欠かせません。ここでは、シリアル値について解説します。
日付のシリアル値
Excelの内部では、日付データは「シリアル値」と呼ばれる数値で管理されます。日付のシリアル値は、「1900/1/1」を「1」として数えた整数の連番です(図1)。

図1 日付のシリアル値
日付を数値化することで、数値と同じように計算できるメリットがあります。例えば、セルB2に「2017/12/24」、セルB3に「=B2+1」と入力してみましょう。セルB3には「2017/12/25」と表示されるはずです(図2)。

図2 「=B2+1」と入力すると、「2017/12/25」と表示される。
「2017/12/24」のシリアル値は「43093」なので、Excelの内部では「43093+1」の計算が行われ、「43094」という結果になります。「43094」という数値は「2017/12/25」のシリアル値なので、セルには「2017/12/25」と表示されるのです。
メモ
シリアル値と表示形式
Excelにとって日付データの実体は数値というわけですが、数値を数値として表示するか日付として表示するかは、セルの「表示形式」によって決まります。日付を入力したセルに[標準]という表示形式を設定すると、日付がシリアル値に変わります(図3、図4)。

図3 日付のセルを選択して、[ホーム]タブの[表示形式]の一覧から[標準]を選択すると……。

図4 日付がシリアル値に変わる。
反対に、数値を入力したセルに何らかの日付の表示形式を設定すると、その数値に対応する日付に変わります(図5、図6)。ただし、Excelで扱えるのは「9999/12/31」(シリアル値「2958465」)までの日付なので、「2958466」以上の数値は日付に変わりません。

図5 数値のセルを選択して、[ホーム]タブの[表示形式]の一覧から[短い日付形式]を選択すると……。

図6 数値が日付に変わる。
メモ
時刻のシリアル値
Excelでは、時刻データも「シリアル値」で管理されます。日付のシリアル値は1日が「1」なので、時刻のシリアル値は24時間を「1」として換算した小数になります(図7)。例えば、「12:00」は1日の半分なので、シリアル値は「0.5」です。

図7 時刻のシリアル値
同じセルに日付と時刻を入力した場合、そのシリアル値は日付のシリアル値と時刻のシリアル値を足した数値になります。例えば、「2017/12/24 12:00」のシリアル値は、「2017/12/24」の「43093」と「12:00」の「0.5」を足した「43093.5」になります。
試しに、セルに「43093.5」と入力して、「yyyy/m/d h:mm」というユーザー定義の表示形式を設定してみましょう。セルの表示が「2017/12/24 12:00」に変わります(図8~図10)。

図8 「43093.5」と入力したセルを選択して、[ホーム]タブの[数値]グループの右下隅にある小さなボタンをクリックする。

図9 [セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブが開いたら、[分類]から[ユーザー定義]を選び、[種類]欄に「yyyy/m/d h:mm」と入力して[OK]ボタンをクリックする。

図10 「43093.5」に対応する日付と時刻が表示された。
メモ