Format関数で使う文字列の書式指定文字

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Format関数の第2引数[書式]で「書式指定文字」を使用すると、データを独自の形式で表示できます。ここでは、文字列データの表示方法を指定するための書式指定文字とその使い方を紹介します。

Format(データ, 書式, 週の開始曜日, 年の第1週)

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文字列の書式指定文字

次表は、文字列表示の指定に使用できる書式指定文字です。

文字 説明
@ 文字のプレースホルダー。「@」の位置に文字があれば文字を表示し、なければスペースを表示する。
& 文字のプレースホルダー。「&」の位置に文字があれば文字を表示し、なければ何も表示しない。
< アルファベットをすべて小文字にする。
> アルファベットをすべて大文字にする。
! 文字を左詰めで表示する。

書式指定文字の使用例

書式指定文字「@」では、その位置に文字がない場合にスペース(空白文字)を表示します。書式指定文字「&」では、その位置に文字がない場合に何も表示しません。

「@」や「&」の数が文字数より多い場合、通常は右詰めで表示されますが、「!」を使うと左詰めで表示できます。

データ 書式 戻り値(「□」は空白文字)
abcde @@-@@@ ab-cde
&&-&&& ab-cde
abc @@-@@@ □□-abc
!@@-@@@ ab-c□□
&&-&&& -abc
!&&-&&& ab-c
ABcde < abcde
> ABCDE

書式のセクション

文字列の書式を指定する際、「;」(セミコロン)で区切ってセクションを2つまで指定できます。セクションが2つある場合、2つ目のセクションの書式はNull値と長さ0の文字列「""」に適用されます。

セクション数 説明
1 すべての値
2 文字列 ; NUll値と長さ0の文字列

例えば、

Format([サイズコード],"@-@@;フリーサイズ")

のように式を立てると、[サイズコード]フィールドの値が「L57」の場合は「L-57」と表示され、未入力の場合は「フリーサイズ」と表示されます。

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