[Excel 2016/2013/2010/2007]
DSUM関数(合計)、DAVERAGE関数(平均)、DCOUNT関数(数値の個数)、DCOUNTA関数(データの個数)、DMAX関数(最大)、DMIN関数(最小)などのデータベース関数では、引数[条件]で集計対象のデータを指定します。ここでは、図1のデータベースを例として、AND条件とOR条件の指定方法を紹介します。
=データベース関数(データベース, フィールド, 条件)
AND条件
条件表の同じ行に条件を入力すると、「条件A、かつ、条件B、かつ…」という意味のAND条件となり、指定したすべての条件を満たすデータが集計されます。
次の2つの条件表はいずれも、「受注日が2017/11/1以降、かつ、受注内容がリフォーム、かつ、地区が東京都」というAND条件を示します。図1のデータベースのNo.4、8のデータが該当します。
「○以上○以下」「○以上○未満」のような条件もAND条件で表します。次の条件表は、「受注日が2017/11/1から2017/11/30まで」というAND条件を示します。図1のデータベースのNo.4、5、6、7、8のデータが該当します。
また、次の条件表は、「受注日が2017/11/1から2017/11/30まで、かつ、地区が東京都」というAND条件を示します。図1のデータベースのNo.4、5のデータが該当します。
OR条件
条件表の異なる行に条件を入力すると、「条件A、または、条件B、または…」という意味のOR条件となり、指定した条件の少なくとも1つを満たすデータが集計されます。
次の2つの条件表はいずれも、「地区が埼玉県、または、地区が千葉県」というOR条件を示します。図1のデータベースのNo.2、3、6、7のデータが該当します。
また、次の2つの条件表はいずれも、「受注内容がリノベーション、または、地区が東京都」というOR条件を示します。図1のデータベースのNo.1、2、3、4、5、8のデータが該当します。
AND条件とOR条件の組み合わせ
AND条件とOR条件を組み合わせた条件も指定可能です。
次の2つの条件表はいずれも、「受注日が2017/11/1以降、かつ、地区が東京都または千葉県」という条件を示します。図1のデータベースのNo.4、5、6、8のデータが該当します。
注意