小数点以下を切り捨てる…INT関数

投稿日:2017年9月27日 更新日:

[Excel 2016/2013/2010/2007]

INT関数を使用すると、数値の小数部分を切り捨てて整数にできます。負数の切り捨てに少しクセがあるので、負数を扱う場合は注意が必要です。負数については記事の後半で説明します。

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作例…割引価格の端数を切り捨てて整数にする

下図のD列に計算されている「セール価格 端数処理前」の数値には、小数点以下の端数が含まれています。ここではINT関数を使用して、端数を切り捨てて整数にします。引数に数値を指定するだけなので、簡単です。

[数値]以下で最も近い整数を返す
=INT(数値)

セルE3 | =INT(D3)

図1 セルE3にINT関数を入力して、セルE7までコピーする。

関数解説…INT関数

書式

=INT(数値)

数値]以下で最も[数値]に近い整数を返します。[数値]が正数の場合は、小数部分を切り捨てた数値が返されます。

引数

引数 指定 説明
数値 必須 切り捨ての対象となる数値を指定

使用例

数式 結果 説明
 =INT(2.8)  2  「2.8」以下で「2.8」に最も近い整数「2」が返る
 =INT(1.6)  1  「1.6」以下で「1.6」に最も近い整数「1」が返る
 =INT(0.4)  0  「0.4」以下で「0.4」に最も近い整数「0」が返る
 =INT(-0.4)  -1  「-0.4」以下で「-0.4」に最も近い整数「-1」が返る
 =INT(-1.6)  -2  「-1.6」以下で「-1.6」に最も近い整数「-2」が返る
 =INT(-2.8)  -3  「-2.8」以下で「-2.8」に最も近い整数「-3」が返る

図2 自分自身を超えない最大の整数が返る。

切り捨て用のROUNDDOWN関数、TRUNC関数、INT関数の違い

ROUNDDOWN関数TRUNC関数、INT関数は、いずれも数値の切り捨てに使用する関数です。

引数[桁数]の違い

  • ROUNDDOWN(数値, 桁数) … [桁数]の指定は必須。
  • TRUNC(数値[, 桁数]) … [桁数]は省略可能。省略した場合の戻り値は整数。
  • INT(数値) … [桁数]は指定不可。戻り値は常に整数。

 戻り値の違い

ROUNDDOWN関数とTRUNC関数は、同じ引数を指定すると同じ戻り値を返します。

ROUNDDOWN関数・TRUNC関数とINT関数を比較するために、小数点第一位以下を切り捨てて整数にする場合を考えます。

ROUNDDOWN関数とTRUNC関数では、数値の絶対値が小さくなる方向(「0」に向かう方向)に端数が処理されます。つまり、単純に小数点以下の数値が削除されて、残りの整数部分が返されます。

図3 数値の絶対値が小さくなる方向に端数処理される。

それに対して、INT関数では、数値の大きさが小さくなる方向(数直線の左方向)に処理されます。

図4 数値の大きさが小さくなる方向に端数処理される。

引数[数値]が「0」または正数である場合は3つの関数の結果は同じですが、負数の場合はINT関数だけ異なる結果を返すので注意してください。

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